モジュールとアプリケーション
モジュールとは
パレットCMSでは、モジュールを導入しています。
そのモジュールとは何か…を説明する前に、世の中には「プラグイン」「モジュール」「ライブラリ」といった、似たようなプログラムが存在します。
- プラグイン
- すでに機能として完成されたプログラムで、アプリケーションに組み込むことでそのまま機能として利用することができます。別名「アドオン」とも言われることが多い。
- モジュール
- プラグインのような完成された機能をさらに細かく細分化した部品(プログラム)。それ単体では機能としては動かないが、いろいろなモジュールをつなぐことで、ユーザーが利用できる機能となる。
- ライブラリ
- ある言語において、複数のプログラムまたはクラスなどがひとまとまりになっているもの。ある機能を実装したいとき、1からプログラムを書く必要はなく、ライブラリ内の必要なプログラムやクラスを使用して機能が構築できる。
パレットCMSのモジュール
パレットCMSでは、複数のモジュールをつなぐことでアプリケーションを構築していきます。
現在利用できるモジュールはこちらのページで確認できます。
例えば、会員管理機能をアプリケーションに実装したい場合は「userモジュール」を導入します。
また、実現したいアプリケーションの内容に応じて、同じモジュールでも様々な使い方ができます。
例えば、「itemモジュール」は検索データベースが構築できるモジュールですが、求人サイトは「求人情報管理用」、不動産サイトなら「不動産情報管理用」として構築することができます。
モジュールをつなぐ
パレットCMSでは必要なモジュールを導入した上で、情報管理に必要な項目を作成したり、Web側のページをデザイン・コーディングするなど、想定しているアプリケーションに必要な機能を構築していきます。
構築した機能はそのままでも運用することができますが、他の機能とつなげることによって様々な形態の運用が可能になります。
例えば、同じ「itemモジュール」と「entryモジュール」をつなぐ場合、運用形態によって大きく構築内容や機能が変化します。
求人サイト構築の場合
- itemモジュール
-
- 求人情報に即した項目を作成
- 公開ステータスの作成
- 求人一覧ページの作成
- 求人詳細ページの作成
- entryモジュール
-
- エントリーシート用の項目を作成
- 応募フォームの作成
- 応募履歴一覧ページの作成
不動産サイト構築の場合
- itemモジュール
-
- 「賃貸物件」「売買物件」に分けたカテゴリーを作成
- 不動産情報に即した項目を作成
- 賃貸物件、売買物件一覧ページの作成
- 賃貸物件、売買物件詳細ページの作成
- entryモジュール
-
- 物件に関するお問い合わせ用の項目を作成
- お問い合わせフォームの作成
- お問い合わせ履歴一覧ページの作成
モジュールのつなぎ方に決まりはありません。自由自在にモジュール同士をつなぐことができるため、様々な運用形態に対応できるアプリケーションを構築できます。
アプリケーションの構築
では、実際にモジュールをつないでアプリケーションを構築する事例を紹介しましょう。
求人サイト構築事例
構築要件
- 管理者:求人情報、会員へのメルマガ配信
- 会員ユーザー:求人応募
使用モジュール
- itemモジュール
- 求人情報検索データベース
- entryモジュール
- 求人応募
- userモジュール
- 会員登録・管理
- sendモジュール
- メール配信管理
さらに「reviewモジュール」を追加して求人に対して会員がレビューできる機能や「managerモジュール」を追加して別会社も求人情報を配信する運用形態にすることもできます。
ショッピングサイト構築事例
構築要件
- 管理者:販売商品を登録・配信
- 一般・会員ユーザー:商品購入
- 会員ユーザー:購入した商品に対してレビュー機能
使用モジュール
- itemモジュール
- 商品情報検索データベース
- payモジュール
- 決済機能
- userモジュール
- 会員登録・管理
- reviewモジュール
- レビュー機能
さらに「stepモジュール」を追加して購入者にシナリオメールの配信ができたり、「pointモジュール」を追加して会員や商品にポイントを持たせるといった運用も可能になります。